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外壁塗装中でも洗濯物を干したい!工事中の対処法を紹介

外壁塗装の期間中は、洗濯物はどうしたら良いか?外干しできるの?対処法について気になるところですね。
建物の規模によっては工期が1か月以上かかるケースもあり、普段通りに外干しできないとストレスが溜まってしまう方もいらっしゃるでしょう。
そこで、本記事では、外壁塗装中の洗濯物について、外干しできるタイミングや場所、外干しする際の注意点など解説します。

外壁塗装中に洗濯物は干せる?

外壁塗装の期間中は、洗濯物は干せないため、塗装作業が終了するまでは各家庭で別の方法を考えておく必要があります
天気が良い日には、パパっと洗濯物を干したいところですが、しばらくは作業に協力するようになります。

 

では、洗濯物はいつから干せるのか?気になる外壁塗装の期間については、以下が目安です。
なお、建物の規模や外壁の状況、天候によって工期終了は前後します。
外壁塗装ができない条件についても確認しましょう。

 

※外壁塗装の工期の目安

  • 一戸建て:2週間程度
  • アパート:3週間程度
  • 小規模マンション(50戸以下):1〜3ヶ月
  • 中規模マンション(150戸以上):3〜6ヶ月以上
  • 大規模マンション(タワーマンションなど):6ヶ月~1年以上

※外壁塗装ができない天気の条件

  • 雨、雪が降っている
  • 台風など強風が吹いている
  • 外壁が結露している
  • 外壁に霜が降りている
  • 湿度85度以上
  • 気温5度以下

外壁塗装中に洗濯物を外に干せない理由

なぜ?洗濯物を干せないのか?理由について確認し、納得して塗装作業に対応しましょう。

塗料や泥水が洗濯物に付着するため

外壁洗浄による水滴、作業中の塗料の飛散などによって、洗濯物が汚れてしまうからです。

 

外壁塗装では、塗料を塗る前に建物の外壁を水で洗浄します。
外壁は、カビ、藻、排ガス、サビ、雨だれなどによって汚れが付着しているため、新しく塗料を塗る前にキレイに水洗浄をします。
高圧洗浄機による洗浄は、水の勢いで汚れを除去するため、作業中は泥の水しぶきが飛び散ります。
さらに、塗装作業中は、塗料が周辺に飛散することもあり、洗濯物が汚れやすい環境です。
また、職人が気を使って作業効率が悪くなるということもあります。

ほこりや塵が洗濯物に付着するため

塗装工事の足場を組み立てる際にホコリが舞い上がるため、洗濯物を普段通り干しても結局汚れてしまうからです。

 

外壁塗装では、職人が作業しやすいように建物の周りに足場を組みます。
足場は、作業の効率化と安全を確保し迅速に作業するためです。
例えば、一戸建ての足場の組み立ては、半日から1日くらいの作業です。
マンションなど集合住宅場合は、外壁の範囲が広いので、その分、足場組み立ての作業時間、ホコリの量も変わってきます。
さらに、足場を組んだ後は、塗料の飛散防止のためにメッシュシートを建物の周りに被います。
また、塗装作業の工程では、はじめに下地補修作業をするため、サビや汚れを削り落とす際に外壁の粉塵が飛び散ります。

 

したがって、ホコリやチリが発生し、メッシュシートにより日当たりも悪くなるため、塗装期間中に洗濯物や布団干しは控えるようになります。

塗料のニオイが洗濯物につくため

塗料のシンナー臭が洗濯物に付いてしまうからです。
溶剤としてのシンナーには、塗料の防水性を高めて乾燥を早める効果があるため、外壁塗装に必要な成分です。

 

ただし、シンナーを長時間吸い続けると、めまい、吐き気、頭痛・目や喉の粘膜が不快になるなど、悪影響が生じるケースもあります。
油性塗料を扱う業者は、細心の注意を払って作業を行っています。
強いシンナー臭は、洗濯物に付着することもあるため、塗装期間中は外に干さないほうが良いことになります。

塗装の工期が伸びる可能性があるため

塗装期間中に洗濯物が外に干してあると、職人の作業効率が低下するため、工期が伸びてしまう可能性があります。
塗装業者は、入居者の不便をなるべく抑えて、効率的な作業ができるように作業を計画しています。
したがって、職人が作業しやすいように協力することで、工期を計画通りに進めることができるようになります。

外壁塗装中にどうしても洗濯物を外に干したい場合の対処法

どうしても、外に干したい場合は、汚れるリスク、職人の作業に影響しないかを考慮して、建物の管理者または、塗装業者に了解を取ってから対応しましょう。

外壁塗装の日程を確認する

外壁塗装の日程を確認し、作業内容によっては外に干せるタイミングもあるかもしれません。
事前に塗装業者に相談してトラブルにならないようにしましょう。

室内に干す

基本的には、室内干しにするのが無難な方法です。
塗装作業によって汚れることもなく、職人の邪魔になることもありません
部屋干し用の洗剤や除湿器を利用して、塗装期間中は乗り切りましょう。

コインランドリーで洗濯する

コインランドリーの料金は、1回あたり数百円〜1,000円程度です。
室内干しでは生乾きの匂いが気になる場合は、コインランドリーの乾燥機のみ使用することもできます。
乾燥器のみ1回あたり10分100円程度です。
塗装期間中だけは、コインランドリーを使ってみるのもひとつの方法です。

工事のない夜間に洗濯物を干す

外壁塗装は、夜間は作業をしないため、夜に外干しすることはできます。
ただし、翌朝は工事再開するため、作業スタートする時間については事前に確認しておきましょう。
外壁塗装の工事は、朝8時~夕方5時くらいまでが一般的です。

施工側とは逆側で洗濯物を干す

塗装作業をしていない外壁側を選んで洗濯物を干す方法があります。
実際に塗料が飛散するリスクが減って、一時的に干せることもあります。
塗装業者にその日の作業場所を聞いて、問題がなければ干すことができます。

塗装が休みの日に干す

塗装業者が休みの日は、洗濯物を干すことができる場合もあります。
塗装会社の休みは、基本的には土日・祝日のところが多いです。
ただし、天候によって工期が遅れている場合は、土日も作業を行うケースもあります。
休日の予定については、事前に聞いておくと良いでしょう。

外壁塗装中に洗濯物を干す場合の注意点

外壁塗装中の洗濯物の取扱いについて、気を付けたいポイントを確認しておきましょう。

外干しは基本的に避ける

塗装業者や近隣住民への配慮と外干しできない理由を理解して、外壁塗装の期間中は洗濯物の外干しは控えて、他の方法で対処するようにしましょう。
もし、洗濯物を外干しして風向きなどから汚れが生じた場合、自己責任で終われば問題ありませんが、近隣トラブルに発展するケースもあります。
どうしてもというときは、作業している業者に相談することが大事です。

塗料がついてしまった洗濯物は捨てない

外壁塗装業者は、万が一のトラブルに備えて「請負業者賠償責任保険」に加入しています。例えば、塗料が近隣の洗濯物に付着してしまった場合は、保険の範囲で保障してもらえる可能性もあります
塗料がついてしまった洗濯物は、捨てずに保管しておきましょう。
なお、保険会社によって補償内容が異なりますので、着工前に、外壁塗装期間中のトラブルに関する対応について確認することをおすすめします。

 

※請負業者賠償責任保険の補償内容(例)

  • 外壁の塗装中にペンキ缶を落として通行人の衣服を汚した場合
  • 改修作業中に足場架設用鉄パイプが落下して通行人が負傷した場合
  • クレーンが倒れて駐車中の自動車を壊した場合
  • 資材置場の材木が倒れて通行人がケガをした場合

近隣住民へのあいさつを済ませておく

外壁塗装を始める前に、近隣住民へのあいさつが必要です。
何も告知せずに作業が始まると、後々トラブルを起こす可能性もあります
塗装作業による、汚れやホコリ、塗料の飛散、ニオイなど、周辺への悪影響を最小に抑えながら作業を行っていますが、万が一に備えて事前にコミュニケーションを取っておくことが大切です。
近隣住民へのあいさつは、塗装業者が対応する場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

外壁塗装中の洗濯物について事前に業者に相談しましょう

外壁塗装期間中の洗濯物は、基本的には外干ししないようにしましょう。
もし、どうしても外干ししたい場合は、事前に担当の塗装業者に相談してから対応しましょう。

 

カメダ総合塗装では、外壁塗装に関する相談を承っております。
塗装だけでなく外壁周辺に関わる内容も幅広く対応可能です。
外壁塗装期間中は、トラブルも起こりやすいため、近隣住民への挨拶などを行ってから塗装作業をスタートします。
作業期間中に何か問題がございましたらお気軽にご相談ください。