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マンションの外壁塗装を行う際ベランダが使えないって本当?

マンションの外壁塗装を行う際は、入居者や近隣住民と共有しながら、工事を進めて行くことが大切です。
塗装期間中は、ベランダが使用できないため、事前のお知らせも必要になります。
また、外壁塗装は、滞りなく工事ができるように優良な塗装業者に依頼することも重要です。

 

本記事では、マンションの外壁塗装でベランダを片づけるポイント、マンションの規模別の塗装期間について解説します。

マンションの外壁を塗装する理由とは

マンションの外壁を塗装する理由は、自然環境による劣化を防ぐことや、空き室対策で美観性を高める等があげられます。
マンションの外壁は、紫外線や雨風などによって徐々に劣化し、そのまま放置しておくと建物の耐久性に影響を及ぼします。
外壁が酷く劣化する前に、定期的に外壁塗装を行うことで、長期的なメンテナンス費用を抑えることができます。
また、外壁のカビや藻の発生を防ぐこともできます。

 

マンションを賃貸物件として所持している場合は、空き室を見に来た入居希望者に好印象を与えるためにも、外壁の美観性は大切です。
物件の管理ができている物件は、入居希望者への安心感に繋がり入居率も高まります
さらに、物件の築年数が古くても外壁のデザインを工夫することで、資産価値の向上にも反映していきます。

マンションの外壁塗装を行っている際にベランダは使える?

マンションの外壁塗装をする際は、入居者の普段の生活に影響する部分については、事前に確認しておきましょう。
また、入居者へ塗装工事の告知案内をして、しばらく不自由になることを伝えておくことが必要です。

 

ベランダについては、置いてある荷物はすべて片づけて、塗装業者が作業しやすいスペースを確保しておきます。
外壁の洗浄や塗装を行う際に荷物が汚れてしまわないように準備しておきましょう。
塗装期間中は基本的にベランダに入ったり、サッシを開閉することはできません
エアコンの室外機は置いたままで大丈夫です。

マンションの外壁塗装を行っているあいだの洗濯物はどうする?

マンションの塗装期間は、規模にもよりますが、おおよそ1ヶ月以上と長くかかります。
その間は、洗濯物はベランダに干せないと考えておきましょう。
塗料や洗浄の水滴が洗濯物に飛び散る場合もあります。
また、塗装業者が、入居者の洗濯物を気にして作業効率が低下してしまうこともあります。
塗装期間中は、室内干し、またはコインランドリーなどを使って対応することが必要です。

外壁塗装の着工前にベランダから片づけておくもの

では、外壁塗装の前に、ベランダから片づけておくものについて確認していきましょう。
撤去しなくてはならないもの、そのままで良いものに分けて、事前に管理者に相談しながら準備をしましょう。

植木・観葉植物

植木や観葉植物は、室内に置いたり、一時的に友人や知人に預かってもらうと良いでしょう。
マンションによっては、共有部分にベランダの荷物を置けるようにスペースを確保している場合もあります。
枯れた植木・観葉植物は、細かく切って可燃ごみとして処分することも可能です。

アンテナ

BS・CSアンテナなど、一時的に撤去しなければならないケースもあります。
撤去、再設置の方法がわからない場合は、業者に相談して対応してもらいましょう。
撤去した場合は、塗装期間中は、BS・CS放送は観られないので、料金設定についても確認しておきましょう。

タイル・人工芝

ベランダにタイル・人工芝を敷いているご家庭は、撤去が必要です。
室内や一時的な保管場所に置く方法があります。
荷物を保管する場所がない場合は、トランクルームを借りたり、知り合いに預かってもらうなど、事前に準備をしておきましょう。
もし、劣化している場合は、この機会に新しいタイルや人工芝に取り替えることもひとつの方法です。

網戸

網戸が窓の屋外側についている場合は、事前に取り外しておきましょう。
室内側の網戸はそのままで大丈夫です。網戸の損傷を防ぐためと、業者が作業しやすい環境を作るためです。
網戸に関しては、入居者全体に共通するものなので、マンション管理者に相談しながら対応すると良いでしょう。

ベランダのものを片づける際の注意点

では、ベランダのものを片づける際に気を付けるポイントを確認しましょう。

私物は自分で撤去する

ベランダの荷物を移動させたり、一時保管場所をレンタルしたりした場合、すべて自費で行うことが一般的です。
撤去費や処分費なども所有者の負担になります。
もともと、マンションのベランダは避難通路として普段から物を置かないルールとなっている所も多く、ベランダに荷物が多い居住者の場合は、工事が始まるまでに自分で撤去することが必要です。

保管場所を確保する

ベランダの荷物にもよりますが、普段、使用頻度の少ない物は、この機会に処分するのもひとつです。
また、必要な荷物はできるだけ自宅内に保管をして、スペース確保できない場合は外部の一時保管場所を事前に見つけておきましょう。
マンションの共有部分に置ける物は、高価な物や壊れやすい物は難しいため、自己管理できる保管場所が必要になります。

マンションの外壁塗装の期間

マンションの外壁塗装は、建物の規模や外壁の劣化状況によって変わってきます。
小規模マンション、中規模マンション、大規模マンション、それぞれの平均的な外壁塗装期間を解説します。

小規模のマンション

50戸以下の小規模マンションの場合、通常1〜3ヶ月の塗装期間が必要になります。
建物の構造が比較的単純で塗装作業がしやすいため、効率的な施工計画でプロの塗装業者が行うことで、効率よく作業が進み期間は短く済みます。

中規模のマンション

150戸以上の中規模マンションの場合、通常3〜6ヶ月以上の塗装期間が必要になります。
建物のデザインが複雑であればさらに工期は長くなります。
また、天候による作業の遅れなどによって、塗装期間は前後します。

大規模のマンション

タワーマンションなどの大規模マンションの場合、通常6ヶ月~1年以上の塗装期間が必要になります。
小規模・中規模マンションよりも作業工程が多いため、塗装期間もその分長くなります。
また、作業面積が広くなるため、足場設置にかかる期間も長くなります。

マンションの外壁塗装の期間が伸びる場合がある

マンションの外壁塗装で期間が伸びるケースは、マンションの外壁の劣化がひどい場合、天候によって作業が進まない場合等があります。

雨が降った場合

塗装作業は、雨天による影響で計画通りに進まないこともあります。
特に梅雨シーズンや台風の時期には、強風によって塗装作業を中断しなければならないケースも発生します。
したがって、塗装する時期によっては、予定通りにならないこともあり、完了時期がズレることもあります。

建物の劣化が進んでいた場合

外壁の劣化が進んでいる場合は、補修作業を併用して行うため、塗装期間がさらに伸びることになります。
したがって、着工前に外壁塗装の状態をチェックし、劣化が酷い場合は、一般的な塗装期間よりも長引くことも想定しておくことが必要です。

マンションの外壁塗装は優良業者がおすすめ

マンションの外壁塗装は、事前に入居者への告知を行い、ベランダにある荷物は移動して、塗装業者が作業しやすいスペースを確保しましょう。
また、塗装期間は、マンションの規模や外壁の状態によって異なるため、着工前に、予想される工期を確認して、入居者と共有しておくことが大切です。

 

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